2013年10月17日木曜日

Yaji and Kita: The Midnight Pilgrims 真夜中の弥次さん喜多さん

今月はKudan Projectの真夜中の弥次さん喜多さん公演を見に行って来ました!

原作のやじさんきたさんのテーマである未来・過去・現実・夢・生・死、すべてがごっちゃになり足元がおぼつかなくなる表現に特化したお芝居だったように思います。

小劇場なので極至近に生身の役者さんたちがいるはずなのに、プロジェクターによる演出でたちまち映画を見ているようなリアル(生身)なのにリアルじゃない不思議な感覚を味わえました。笑うところもある楽しいお芝居だったのに最後はすっかり立ち居地を失って不安に駆られて帰って来ました。やー楽しかった!


今年原作を初めて知りたちどころに引き込まれてしまい、ここ何ヶ月間はずっとやじきたブームでした。
舞台としてのファンタジーではなく脳の幻想、現実と非現実の境、妄信的に信じている現実の足場が認識ひとつで簡単にゆらいでしまう。そういう真に迫った表現をここまで体感できる作品は物凄い衝撃でした。
読みすすめるごとにどこへ向かっているのか、どうして向かっているのか、そもそも目的地は存在しているのか全てが不安に。最後残ったものも目には見えているけれど本当なのか、本当はもともとないのか、わからないけれどそれを縁に進み続けるしかない、そうでないと生きるていくにはあまりに孤独すぎる…。
他者を求めずにいられない圧倒的な人間の寂しさが凝縮された一冊でした。
何度も読み返しています。足場を失いたい方にはお薦めです!

映画版はかなりやさしい感じになっていましたが、出だしのミュージカル部分だけで私はかなりお気に入りです。長瀬くんの動きがとても気持ち良い!

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