| St Sebastian Tended by the Holy Irene by Nicolas Régnier photo credit: Ferens Art Gallery |
張り詰めたエロティズムは影を潜め、苦痛の影も無い安らかな官能性…。宗教画が描かれていた当時から彼の肉体はパトロンたちの欲望の対象だったそうです。解き放たれても欲望される男性像の正に象徴。被写体の聖性が増せば増すほど罪深くて最高です!
デレク・ジャーマン監督の映画『セバスチャン』を先日やっと観ました。監督の『カラヴァッジョ』が大好きなこと、ずっと昔にこちらの記事を読んでから観たくて仕方なかったことから日本語版を待ちきれず英語版を注文。画面のカメラワーク随所に監督の欲望のまなざしを感じました。こういう作品そのものだけでなく視る側の息吹を感じる作品がとても好きです…(鳩山郁子先生の漫画もとても外からの視点を感じる作品です)。形の良い臀部、しなやかに伸びた脚、そういったものが美しい構図で切り取られています。
芸術と猥褻の問題が話題になると、監督を思い出して芸術から猥褻を切り離せない魂それ自体が既にアートだしロックだなぁと思います。エロスも人間性の本質だよね…。
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